ショットブラスト・応力除去焼鈍のスペシャリスト
我が社は鋳仕上げ技術の積み重ねと共に歩んできたと言っても過言ではありません。現在の機械産業にあって、最も基本的素材である鋳鉄の誕生に直接関わり、特に工作機械、産業機械の主な部品を取り扱っています。
鋳鉄の製造過程で冷却速度の違いなどから発生する内部応力や溶接構造物の溶接時の応力などを事前に除去するために炉内に入れて昇温し、さらに炉冷することにより、組織変化をさせずに内部応力を除去します。ますます高精度化を要求される機械産業にあって、熱処理は非常に重要な位置をしめています。コンピューター制御により安定した温度管理を実現すると共に、燃料にLPガスを用いることで窒素酸化物等有害物質の排出を削減し環境負荷を低減しています。
鋳鉄、炭素鋼などの構造物のスケール落としで、塗装をする前の金属表面処理工程です。キャビネットの中で極小の鋼球を叩きつける工程で、ショットブラストあるいはクレーンブラストとも呼ばれています。変化に富んだ部品の形状も、この表面処理を行えば、隅々までスケールを落とすことができます。また均一化された表面仕上がりも特徴のひとつと言えましょう。
短時間でコストが安いことが大きなメリットとなります。しかし、自動式のため複雑形状の製品は内面など当たりにくい場所が発生してしまう、薄い板形状の製品は曲がってしまう等不向きなものもあります。
・最大重量10t
・長さ2m程度の製品まで
・研掃材は1.7mmのショットビーズ使用
・最大重量40t
・長さ15m程度の製品まで
・研掃材は2mmのショットビーズ使用
作業者の手作業のため、複雑形状、薄物にも対応できます。また、細かい鋭利な凹凸のため塗料の密着性が高く無機ジンク塗装前の下地処理等に向いています。加工面やタップ穴などブラスト不可部はマスキングをすることで対応できます。工数がショットに比べ掛かるため、コストもショットに比べ高くなります。
・最大重量40t
・長さ15m程度の製品まで
・研掃材はスチールグリットを使用
・最大重量18t
・長さ5.5mまで
・研掃材はスチールグリットを使用
ショットブラストで処理した製品は表面の錆やスケールが綺麗に落ち、金属本来の素地が現れます。しかし非常に錆びやすいため、すぐに錆止めの下塗り(プライマー)をほどこさなければいけません。
弊社ではブラスト後の防錆を目的としたプライマーから、下塗り・中塗り・上塗りまで高い技術を持った一級塗装技能士の管理により、エアレススプレーによる厚膜塗装からダイヤフラムポンプを使用したエアースプレーでの均一で美しい塗装まで、お客様の目的に応じた塗装を提供しています。
塗料自体に圧力を掛け、高粘度の塗料を吹き付けることができるため、エアスプレーに比べ厚膜塗装に適しています。また塗着率がエアスプレーより高くなります。
コンプレッサーで加圧した空気と塗料を混合し霧状の粒子を吹き付けるため、細かくきれいな仕上がりなります。美観を求められる上塗りに向いています。
水中で使用されるポンプなど高い品質が求められる塗装もお客様の塗装指示に合わせ一層ごと膜厚検査を行い検査記録を作成、確かな品質でお届け致します。
30tクレーン、18tフォークリフトなど大型設備により、超重量物でも安全に運搬することができ、15t〜2tまで、4台の自社トラックと提携運送会社を活用することで、お客様の要望にフレキシブルに対応します。
■トラック:4t×1台、12t×1台、15t×1台
■フォークリフト:[沼津]4.5t×3台、10.5t×1台 [富士]2.5t×1台、3.5t×1台、6.0t×1台、12.0t×1台、18.0t×1台
■工場内クレーン:[沼津]10.0t×2台[富士]20.0t×1台、18.0t×1台